《恋人は公安刑事》津軽高臣本編3前編：感想

恋人は公安刑事、津軽高臣本編3前編の感想です。

本編3前編感想

津軽さんは、他のキャラよりも遅く出てきたため、本編の進み方がみんなと違って、公安学校を卒業してから出会うんですよね。

そしてボルテージさんお得意の追加キャラがそのタイトルで一番人気になると、タイトル全体の人気が上がる法則が発動したため笑

2LDKや特捜みたいにタイトル全体が人気になった印象です。

その前までも人気はありましたが、津軽さんが出てきてからはまた人気に拍車をかけた印象を受けます。

その人気に反比例して新ストーリー出る頻度とストの文字数が減った気がしますが、特捜やスイルムが辿ったように、総選挙1位になったキャラがいるタイトルの更新頻度が下がる都市伝説が発動したのかなと感じます笑

いや笑い事じゃないですね。だから総選挙1位になると不安になる方がいるのも仕方ない気がします。

学校時代の教官たちから立て続けに褒められる主人公。

加賀さんなんて津軽班から主人公を引き抜こうとしてきました笑

というかこの2人何だかんだ一緒にいたり仲良しですよね笑

あと颯馬さん、多分学校卒業した後に髪を切っていますが、主人公感想言っていません笑

確か3周年あたりで潜入捜査するときに髪を切っていた記憶があるのですが、色々な人の√でいちいち颯馬さんの髪のことを言っていたらわりとしつこくなりそうだからカットした可能性もありますね。

デザイナーベイビー、ノアと一緒に移動遊園地に行ける人（パパ役）を探しますが、津軽さんは「土日は死んでるな……」と百瀬さんと話しており、多忙と判断したため後藤さんを誘います。

多分津軽√の主人公が誘えるの後藤さんか黒澤さんくらいですよね笑

室長は立場的に無理、加賀さん石神さんはハードルが高い、歩さんは絶対断られるから初めから誘わない、颯馬さんもいけそうな気はしますが、やはり後藤さんは本編2のときに家に泊まらせてくれたりと、善意の塊なので主人公が1番頼りやすいのかなと感じました。

でも津軽さんに見つかり、浮気者扱いされます。

後藤さんは無口で天然ですが鈍い人ではなく、むしろ感情の機微に聡い人だと思うので、察していながらも沈黙が出来、主人公が津軽さんのことを好きなこと、さらには津軽さんの気持ちもこのときすでに察しているのかなと思います。優しい人なので、表には出しませんね笑

歩さんや颯馬さんあたりは全力でからかいにきそうです笑

そこで科捜研の莉子さんに相談します。莉子さん、主人公のお姉さん的な立ち位置で良いんですよね。

加賀さん石神さんとの同期トリオで、わちゃわちゃやっているのが好きです。

誠ニくんに嫉妬している、と分析されます。このとき、津軽さんに「京の女」と何かあることを示唆されますが、主人公は聞かずに警察庁へ戻ります。

警察庁に戻ると女性警官に囲まれキャッキャしている津軽さんを発見し、声をかけようとしますが、邪魔になるかもと話しかけるのを遠慮していると、「優先順位はウサが上」と言われ喜ぶ主人公でしたが、すぐに……

思いっきり嫉妬してる！

これ主人公津軽さんの気持ちに気付かないかな？公安のような特殊な職業だと、あまり主人公を鈍くしても読み手が違和感を覚えそうだし、あまり聡すぎても恋の駆け引きを書くのに支障が出そうだし、バランスが難しそうですね。

そこで主人公は「津軽さんはどうして後藤さんを目の敵にするんですか？」と聞いてみます。その答えが百瀬さんの報告で……

ももせ〜笑

忠犬過ぎて全部津軽さんに報告しなくても良い気がしますが、忠犬なので全部報告しているようです。

主人公が良く後藤の匂いをさせている、なんて津軽さんが聞いたらあんまり良い気がしないですよね。津軽さんは良く百瀬さんにこの2人のことをリサーチさせている節がありますが、津軽さんのことが大好きな百瀬さんなので、むしろ津軽さんのために敢えて全てを報告している印象も受けます。

私が百瀬さんなら今後の津軽さんの機嫌を考慮して悪いことは伝えないかも……まあだからこそ津軽さんが百瀬さんを側に置いておくんでしょうけど笑

極めつけはこれ。

俺と誠二くん、どっちが上なの？（優先順位的？）

津軽さん、結構小悪魔ですよね！黒澤さんと良い勝負な感じに小悪魔ぶりをちょいちょい発揮してきます。

自分に自信がないとできない芸当ですよね。ピュア担当の歩さんでは考えられない感じで振り回してきましたね笑

結局、津軽さんの嫉妬もあり後藤さんではなく津軽さんと遊園地へ。まあ、これは後に仕事に関係していることが判明します。迷子になったノアは新玉さんというスタッフと一緒にいました。

あやしい……

まずノアを男と見抜いている観察眼、只者ではありません。目も虚ろ……何だかわかりませんが何かしらの犯人感がプンプンします。

っていうか本編2の五ノ井博士や小水ってどうなったんですっけ？芹香さんの一件で終わりなのかな。赤の徒の幹部繋がりで芋づる式に逮捕されるようなことは聞いたのですが、事件として超中途半端な気がしますね。また出るのかな？

というのも、確認したら私津軽さん本編3後編までしか読んでいませんでした笑

4も読んできます笑

津軽さんは家族にトラウマがあるため、恋人の延長線上に家族があると考えたら、無意識のうちにおろそか、というか恋愛ごとを避けてきたんじゃないかなとも感じますね。

家族関係でトラウマスイッチが入る津軽さんなので、とにかく家族に繋がるものを精神防衛の意味で排除してきた可能性がありますね。

また黒澤さんと比べてしまいますが、黒澤さんは逆に家族に対して渇望の描写が多く、そこは津軽さんと完全に対照的で面白いですね。

津軽さんは家族関係を拒絶、排除するような素振りを見せていますが、黒澤さんは家族関係を望む、また幸せな家族だったときを思い出し渇望している素振りを見せます。

恋愛は、津軽さんは本気にならず女性たちを好きにならせ、飄々とした、女性を傷付けない後腐れのない関係を築いていそうですが、黒澤さんは心の寂しさを埋めるために慰めて欲しいと女性に縋るタイプですから、こちらも対照的っぽいですね。

うーん、このふたり本当に家族の件は酷似した境遇なのに精神的に相対していて面白いです。津軽さんと黒澤さんは、お互いめちゃくちゃ反発して相性悪いか、対照的過ぎて大親友になれるか、どちらかだと思う笑

で、例の移動遊園地が公安監視対象と知らされ、連日世間を騒がせている家族を狙った殺人犯がいるかもということで、再び家族ごっこをして囮捜査をします。

ノア（子）津軽（父）主人公（母）の疑似家族ですが、これやると津軽さんトラウマ発動すると銀さんわかってませんか？

銀さんが津軽さんを育て、大切に思っているなら、私なら津軽さんを囮捜査に使わないと思います。百瀬さんを父に充てがうかも。ただノアが懐いているから仕方なく津軽さんにしたのか、むしろ克服して欲しくて津軽さんを指名したか、色々解釈は分かれそうですね。

でも案の定、トラウマ発動です。

主人公とノアが少し家に帰るのが遅くなり、携帯の充電も切れ、津軽さんに連絡せず帰ったら……

主人公とノアを待つ間、不安で仕方なかったのでしょうか。心細さを年齢と立場を理由に必死で耐え、何とか自我を保っている感じがします。この切ない雰囲気のまま……

あっ前編終わりなのね！

うわー続き！早く読まなきゃ！なところで終わりますね〜。

事件というより津軽さん自体にスポットライトを充てる感じでした。だからなんというか……牛歩。

恐らく前後編で分けたため、本来一纏めにする本編3がかなり間延びしています。

本編2は20話あって490円でしたので、本編3はその倍の値段でした。

前編10話で490円、後編10話で490円です。1話で纏める文字数を二分の一に減らしたと思われます。

このあと例えば歩さん恋の行方編読んだらかなりの読み応えにびっくりするんじゃないかなと思います。

まあ総選挙1位の人気キャラなので、強気に出た感は否めませんね。

イケメン引っ越しセンターの皆さん

3前編は事件的に目立った動きもなく（空き巣、殺人）事件の触りの部分のみだったので、主人公が疑似家族になる際の引っ越しの手伝いに駆り出された面々についてのことです。

引っ越しどうしようと悩む主人公に後藤さんの気遣い！あ～好き！ってなります笑

主人公も後藤さんのことかなり好きです。津軽√なので人として、でしょうけど。

あ、きました。イケメン引っ越しセンターです。後藤さんに人員確保を頼まれた黒澤さんがサラッと集めてくれました。こんなに集めて警察庁警視庁大丈夫？と思いますが、石神さんの取り計らいでお給料出るそうです笑

仕事ならこんなに集まっても大丈夫ですね。

黒澤さんに海司。海司は頼もしいですね！

桂木さん瑞貴。

昴さんそらさん。桂木班総動員笑

豪華ですね笑

この2人は安定の2人ですね笑

顔を見たらじゃれ合わずにはいられない…みたいになっています笑

昴さんの感じだと、黒澤さんが「後藤さんが泣いて困ってるんです〜」みたいに大袈裟に言って、義理人情に厚い桂木班が出てきたのかな笑

プリザーブドフラワー

そうそう、引っ越しするにあたって導入というか、伏線を入れないとダメだったのか唐突に津軽さんと加賀さんが花談義をしていたんですよ。

加賀さんの花ちゃんではなく、フラワーの方です笑

これこれ。津軽さんの方がこだわりありそうですが、加賀さんが花束持って女性にプレゼントするギャップに萌えてしまい、津軽さんより加賀さんのそういう場面に興味津々になっちゃいました笑

津軽さんは容易に想像できちゃうので笑加賀さんが見たい！

思い出したように主人公に聞く津軽さんですが、絶対ずっと覚えていましたよね笑主人公は「枯れたから捨てました！」なんて言っていますが、大事にプリザーブドフラワーにして取ってあるそうです。

で、引っ越しのときに繋がり、置いてあったプリザーブドフラワーを津軽さんに発見されます。

たかおみ〜！

素が出てしまった感じで、ここ良かったです。津軽√の主人公はツンデレなので、一度捨てたと冷たく言われたのに、大切に取ってあるとわかったら、津軽さんも思わず素が出て嬉しい気持ちになりますよね笑

甘酸っぱい感じですが、まあラストは津軽さんが家庭から逃げて終わっているので、後編どうなるか、ですね。