イララモモイ先生の、付き合えなくていいのに117話の感想です。
あと2回で最終回だそうです!終わるの寂しいですね。
※ネタバレしています。まだ読んでいない方、これから読む方は気を付けてください。
117話感想
えりこが時彦に告白しましたね!ついに!
ただ、えりこは返事の答えがわかっていて、振られるのを覚悟しても時彦に伝えた感じです。
だからでしょうか、えりこが悲痛な表情で告白するのを見るのはつらかったです。本来の明るくて快活な、太陽のような笑顔で告白できたら良かったのにな…と思いました。
時彦は「シミズさんを尊敬してる」と言って振りましたが、ここは時彦のモノローグにして、尊敬の部分を省いて振ってくれた方が、えりこも潔く吹っ切れたんじゃないかな…とは思いました。
えりこも「尊敬してるってなんだよお」「私そんなこと言われたかったわけじゃない」と美玲にこぼしていましたが、ほんとその通りだよ…と胸が痛くなってしまいました。
時彦は良かれと思って、えりこに対して優しさや感謝、尊敬の念で言った言葉だと思うのですが、えりこからしたら多分この失恋、長く引きずっちゃいそうだな…と思います。
ただ、時間が経って傷が癒えた頃には、好きだった人に言われた「尊敬」という言葉を糧に、次の恋愛に自信を持って臨めるような気もします。
今はつらい言葉だろうけれど、時彦の優しく残酷な振り方は、えりこの人生の糧になると思うので、つまりえりこ良く頑張ったね…!
ということを言いたいです笑(まとまりつかずすみません)
時彦→詩歌?
作中で言葉よりも行動で、丁寧に描かれてきた物語の核の1つが、時彦→詩歌への恋慕だと思うのですが、えりこが振られてしまったので時彦は詩歌に告白するのかな?と考えますよね。
時彦は詩歌のおむすびのような手に一目惚れして、穏やかで優しいお姉さん、というところにもときめいていたので、今回えりこに言った「好きな人」というのは詩歌だろうな、と想像できます。
これで詩歌じゃなかったらびっくりしますね。
あとは、時彦が詩歌に対してだけ百面相なのが物語っていると思うので、時彦は詩歌に告白する前提で話してしまいますね。
詩歌は、時彦とえりこが手を繋いでいたところを見たり、えりこが自分の尊厳を重んじる行動ができるところを尊敬したりしているので「自分よりもえりこの方が時彦にふさわしい」と思っている節がありますよね。
それから「あんたは優しいから、目の前の可哀想な人を放っておけないから、いつもあたしのほしい言葉をくれてただけ」
と時彦に言ったことから、時彦がいくら詩歌に好きだと本心を言っても、詩歌は「また優しさで耳触りの良い言葉をくれている」と思い込む可能性があるのが怖いんですよ…
つまり今回、時彦が詩歌に告白しても、詩歌は時彦の気持ちを汲んで、断ってしまう可能性も考えられませんか……?
詩歌は時彦が大好きだけれど、重たい自分から解放してあげたい、という気持ちで離れたと思うので、時彦の気持ちを尊重して(いるつもりで)自分の気持ちを隠して断ったら、すれ違ったらつらいな…と考えてしまいました。
そこが今1番懸念しているところで、ここまで丁寧に時彦と詩歌の気持ちを描いたら付き合って欲しいな…と個人的に思っています。
ただ、やはりダブルヒロインは荒れますね…!コメント欄、どっち派論争が盛んですが、お話の流れに対しての荒れ模様ではないので、そこは良かったです。
付き合えなくていいのに、を楽しむ皆さんと一緒に楽しめたら嬉しいです♪
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