今夜アナタと眠りたい
相葉 翔平本編の感想を書いていきたいと思います。
アメブロに昔上げた記事をこちらに移動しました。時系列が前後する可能性があります。
※本編と蛯原さんアナザーのネタバレしています。これから読む方は気を付けて下さい。
100恋+4周年フェス
そうだ、今100恋+4周年フェスでログインボーナスをやっています。
4年間のうち3回くらいは大大吉が出たことはあるのですが、ポイント増量の今出るんだ!
確率上がっているみたいですがこんなことあるんだ、とびっくりしました。
私至極の男以降あまり新作タイトル買っていないので新作から買ってみようかな…
相葉翔平について
市川デザイン事務所に勤める主人公の同期、相葉 翔平。自ら認めるヘタレキャラです。
ヘタレだと本人は思っていますが主人公はそうは思っていません。
蛯原さんアナザーでは風邪をひいて休んだ蛯原さんのことを先輩が
「鬼の撹乱」「鬼のいぬ間に命の洗濯」
と笑いながら言いますが相葉は先輩に対して
ズバッと言い返します。
相葉カッコいい!
主人公も
おちゃらけてるとは思っていてもヘタレとは思っていないようです。
そんな感じでヘタレというよりはむしろ気配り上手の男前な相葉本編です。
相葉√は康一さんと離婚してからの話となりますので主人公の不倫に抵抗がある方も安心して読めると思います。
本編感想
康一さんの会社主催パーティーに出席することになった主人公。
会社の人たちは主人公のことを康一さんの「ステータスのあるお飾りの妻」「地味な服装の場違いな人」
のような目線で見てきます。居心地の悪さに耐えられず外の空気を吸いに行きますが、夜景がキラキラしていて別世界のこの場は自分が場違いだと思うと同時に、昼間相葉とやったバドミントンを思い出してほっとします。
安心感のある相葉。
このときも主人公が落ち込んでいたので、相葉が敢えてバドミントンに誘うことで元気づけようとしているのですが、いっぱいいっぱいの主人公はこのときの相葉の優しさに気付いていません。
(何か相葉が銀魂の山崎さんの声で再生される…どうしよう)
そしてパーティーで挨拶を交わした綺麗な女性と康一さんの不倫現場を目撃してしまいます。
矢島部長(康一さんの上司)の奥さん、愛さんです。
野心家の康一さんにしてはそこ狙う?とちょっとお馬鹿さんな面が見えます。
打算的なわりにバレたらヤバい人を狙いますね…
スリルが楽しいとかでしょうか?愛さんの魅力に勝てなくて…という感じなのかもしれませんね、相葉√の康一さんは…
康一さん…
とにかく理解は出来ませんが不倫の現場を見てしまい、帰りに康一さんに不倫現場を見たことを言います。
康一さん!最低だよ!
こう言われてしまい主人公は自分に自信が失くなってしまいます。
とどめは、康一さんに自分の結婚観を話しますが、それは欺瞞と受け取られ、
康一「自分は悪くない、悪いのは相手…みたいな」
康一「巧みだよね、そういうとこ。お父さんに似たのかな?」
主人公のみならず自分の父親をもバカにしたような薄笑いが我々読者の怒りに火を点けます。
康一さん√以外は康一さんが全ての悪役を担います。
(相葉√は七海ちゃんも…)
たまらず主人公はタクシーを降りて逃げだしますがそこで偶然出会った相葉が主人公を全力で救いにかかります。
それはもう全力です。
涙が止まらない主人公を公園に連れコーヒーを手渡す相葉ですが
「100万円」と笑顔で冗談を言い主人公は浮かない顔をします。
どうした、と首を傾げる相葉に選択肢で
「100万円持ってないから」
にすると相葉は一生懸命主人公を笑顔にさせようと道化を演じます。
彼女に笑って欲しくてお笑いキャラを演じます。こんなに素敵な同僚が側にいるのに主人公は良く相葉に靡かなかったですね…
あまりにも側で自然に助けてくれるから恋人候補にもならなかった感じです。
その後怪我をしていた主人公に絆創膏を貼りますが、主人公も気付かないような傷に相葉は気付きます。
これは体の傷もすぐに気付く相葉が主人公の心の傷にもすぐに気付いて彼女の心にも絆創膏を貼ろうとしていることを暗示しているのかなと思います。
相葉の想いに泣けます…
そんな相葉がモテないわけがありません。
主人公の親友、あっこと後輩の七海ちゃんも相葉のことが好きで、相葉の気持ちをわかった上で主人公に接するのですがあっこと七海ちゃんは180度対応が違います。
あっこは相葉への気持ちを隠し相葉の恋を応援しています。
逆に七海ちゃんは相葉の気持ちに気付かない主人公に若干イラつきつつ主人公イビりをしてきます。
七海ちゃんは他の√ではめちゃくちゃ良い子で、むしろ主人公の味方をしてくれる可愛い後輩だったので相葉√の七海ちゃんはショックでした。
でも、好きな人が必死になって恋敵(主人公)を守ろうとしているのに当の恋敵は傷付いたときだけ相葉を側に置いていると感じたら確かに七海ちゃんの気持ちもわからなくは…いやわからないな。
いじめはだめでしょ。しかも相葉も見ているところでいじめるから、相葉の七海ちゃんへの感情も穏やかではなくなるのにしたたかな七海ちゃんらしからぬ対応でした。まさに恋は盲目。
でも、√によって主人公への対応が変わるのがリアルでこれはこれで良いのかなと感じます。
ただ相葉√で七海ちゃんが悪役になるのがつらかった…
無事(?)康一さんと離婚した主人公は
独り暮らしを始めます。主人公は酔いつぶれると良く相葉に家まで送ってもらうのですが今回悪酔いして相葉が夜通し付き添ってくれました。
起きたら、男を軽々しく家に入れるな、俺じゃなかったらどうにかなってると説教してきます。
相葉は朝食も作ってくれています。
しじみの味噌汁やほうれん草のごま和え、だし巻き玉子…
本当にお母さんみたい…
相葉は片親で、兄弟が6人いるそうで、料理係だったそうです。
どこまでも優しい。
離婚した主人公の気持ちを気遣ってくれます。
9年間も主人公のことを想い支えてくれていますが主人公は親友だからと思っているところが切ないです。
こんなに人の気持ちを汲み取れる主人公なのに、相葉の想いに気付かないのは、確かに七海ちゃんもイライラしてしまうかもしれません。
というのも二人で残業したとき、昔相葉が主人公に告白していることが発覚するんですよ。
でも主人公は相葉の一世一代の告白を冗談と受け取り「またまたー」と聞き流してしまっていました…
主人公、これはアウトですね。
やっと昔はすごく好きだった、と過去形で告白した相葉。
でも主人公は康一さんに言われた女としてみられない、などの言葉を気にして自信を失っていました。
でも青森出張のときに入社式の日のカッコいい主人公エピソードを持ち出して
自信喪失しているところ励ましてくれます。
やっとこの辺りで主人公は相葉を意識し始めます。
少し前に七海ちゃんが主人公に宣戦布告したのが引き金となり主人公は相葉を気にします。
おっそ…
10年弱でようやく意識してくれました、主人公。主人公は美人なので恐らく男性から口説かれ慣れているので相葉のような受け身のタイプは自分に好意があると気付けなかったのかもしれません。
自分に好意がある人はアプローチしてくるものと思っている可能性があるので隠れた恋慕の情を汲み取るのは苦手、というか知らなかったのかもしれませんね。
相葉は主人公に自信を取り戻して欲しい一心で、彼女を追いかけ励まします。
男性を信じられないという主人公に、相葉は空間デザイン賞を取ったらもう一度告白すると宣言します。
ほんと男前で優しいんですよね、相葉。モテるのが良くわかります。
職場で倒れてしまい相葉に家まで送ってもらったときに、やっと、やっとようやく自覚しましたよ!
長かった!
主人公、やっぱり鈍いや…
途中、七海ちゃんの監禁事件がありつつ相葉が空間デザイン賞を取ります。
スピーチも気遣いと優しさで溢れています。
すごい泣けます。
ようやく結ばれた二人ですが、相葉√は主人公もですが相葉を終始応援しながら読んでいた気がします。
他√だと主人公を応援しながら読むのですが、とにかく相葉が優し過ぎて幸せになって欲しかったので長年の恋が成就して本当に良かったです。
100恋+と今夜アナタと眠りたいを、皆さんと一緒に楽しめたら嬉しいです♪
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